想い鳥日記(omoidori`s diary)

日々のつれづれを心のままに、想い人に捧ぐ

2015-01-01から1年間の記事一覧

他と協調すること

先日、やっと民謡の発表会が終わった。 踊りなら何でも好きなので、運動のつもりで参加していたのだが、 何分、講師先生の86歳を筆頭に、80代が2人、70代が2人、あとは65歳と私である。 民謡なので一回に3分もかからないし、皆さんご高齢なので、…

快適、介護タクシー

87歳になる母は車椅子生活である。最近は一人で立つことも困難なので、車の助手席に乗せて、移動することも不可能になって来た。 そこで、車椅子ごと乗せられるように、車の後部座席を改造しようと思ったのだが、ものすごい金額がかかりますよ、車屋さんに…

平気で盗む人々

地元の大学のキャンパスでのこと。自動販売機で缶コーヒーを買うのに、小銭がなかったので千円札を入れた。商品のボタンを押すと同時くらいに携帯電話の着信があったので、一瞬、缶コーヒーとおつりをそのままにして電話に出た。 その間、10秒くらい、電話…

長寿の秘訣は物欲かも?

その茶道の先生は90歳を超えられているというのに、まだ茶道具がほしいらしい。 先日、買ったお茶碗の代金を郵便局まで振り込みに行ったのだけれど、そこでこんな会話になった。 「おばあちゃん、何買ったの?」 「ちゃわん」 ちゃわんに何十万円もおかし…

ただ一つ、親ができること

大学の卒業前に引きこもってしまって、4年も5年も自宅から出なかった知り合いの息子さんが、何と最近一人で渡米されたらしい。詳しいことは聞かなかったが、自分で計画をたてて、しばらくアメリカで暮らすという。 「よかったですね。」とは言ったものの、…

勉強神経、ある?ない?

以前、塾の経営をしていた友人が言っていたことがある。 「 運動神経というものがあるやろ。100メートル何秒で走れるとか、 運動神経の良い者に、運動神経の悪いものは、いくら努力してもかなわんやろ。 それと同じや、勉強にも勉強神経というものがあっ…

子供の貧困問題、負の連鎖を断ち切るには

中学校の教師をしていた時、なぜ、問題児がなくならないのか、友人と話をしたことがある。阿部首相の社会保障対策に、子供の貧困家庭問題が入っていたので、ふと、思い出した。 当時、中学校3年生でも、掛け算が出来なかったり、簡単な漢字が読めない生徒が…

小さな戦士

久しぶりに行った難波からの帰り道、新しくできた駅から、一人の少年が乗ってきた。一人で学習塾にでも通うのだろう。眼鏡をかけた小学校4,5年生くらいのほっそりとした色白の少年で、水筒と布のナップサックを背中にかけていた。 少年は座席につくとすぐ…

いきいき度チェックの信憑性

雑誌に載っていた、あなたの生き生き度診断である。 チェックする項目は15項目、 けっこう早起きの方である。 今の仕事はそれなりに面白い。 外食が好き。 部屋はきれいに片付いていることが多い。 初対面の人と会う時はドキドキする。 貯金は苦手。 暇を…

オーヘンリー短編集みたいな、自分だけ笑えない話

最近、少し離れた町の蚤の市に出店を始めた。 月に一度だけ小さなブースを借り、品物を並べて売るのである。 いろいろな人に会えてとても楽しい。 その場所に行くのにTime is money.が信条の私は、当然のように、高速道路を使っていた。 片道1660円である。 …

植物の持つ力

もう十年以上も前のことであるが、つかみ合いになった生徒に首を絞めつけられて、頸部挫傷で全治一か月になったことがある。自習時間の監督の際、立ち歩く問題児に注意して、生徒に逆ギレされたのだ。身に着けていた金のネックレスで頸部が5センチくらい切…

母の心配

先日、母を見舞った時、看護師さんがこんなことを言っていた。 「最近、夜もあまり眠れないようなんですよ。心配後事があるようです。家族には 言わないでほしいそうですが。」 ええっー。母が心配している。 そんなことは今まで一度もなかった。 母は心配を…

二種類のタイプ

30年以上、中学校の教師をやっていて、いろんな教師を見て来た。 彼らを大きく分けると二種類のタイプがあったと思う。 例えば、生徒指導という主に生徒の問題行動を扱う担当になった場合、ある教師は こう言った。 「家に帰ると、すぐに酒を飲むんよ。電…

下宿の前で

下宿の前で 風に祈る 蝶にも、スズメにも頼む どうぞ、この子をお願いします と 下宿の前で 風に祈る 息子の大学入学当時、下宿の前で、 こんな詩を読んだ。 もう、7,8年前のことになる。 そのめったに帰ってこない息子が、 今度のシルバーウィークに帰る…

「僕が四十二歳で脱サラして、妻と始めた小さな起業の物語」和田一郎著 を読んで

アマゾンで予約して以来、今か、今か、と待ちに待っていたICHIROYA代表 和田一郎さんの新刊書がやっと届いた。 「僕が四十二歳で脱サラして妻と始めた小さな起業の物語」(自分のビジネスを始めたい人に贈る二十のエピソード)である。 前作同様、夢中になっ…

何度も同じことばかり言うな!

母の入院はいつも同じ病院で、今回で5度目になる。 そのたびに、毎回同じ書類を何枚も書くのが、ほんと、面倒くさい。 入院誓約書 外部からの問い合わせへの対処の仕方。 病室の料金への了承。 など、など、など、 毎回,同じ書類に署名、捺印を繰り返し、…

長寿の悲しみ

87歳になる母は、大腿骨の骨折以来ほぼ寝たきり状態である。移動は車椅子を使い、最近は一人で立つこともできない。車に乗せることも困難になりつつある。 しかるに、母とほぼ同年代、86歳になる知り合いの婦人は、未だに大きな荷物を一人で持ってバスに…

風呂場でパンツを盗まれた

ある踊りの指導者講習会というものに参加した。地方のグランドホテルでの一泊研修である。 費用も3万円必要だし、指導者という限りは、スペシャルでアカデミックな研修会かと、 勝手に想像していたのだが、ゴージャスなのはまだ誰も来ていなかった会場の雰…

ここは俺がくいとめる、お前は先に行くニャー

「ここは俺がくい止める。お前は先に行くニャー」という言葉に魅せられて 思わず買ってしまった、猫の吸盤スタンド。 そのキャッチコピーに、過去の記憶が蘇ったからである。 41歳で突然死をした恋人は、いつも私をかばってくれた。たとえば、 車の運転の…

最後の教育

久しぶりに祖母の見舞いに行った息子が、心配そうに言った。 「おばあちゃんと話ができる?苦しそうに顔が歪んで、少しも話をしなかった。」 これは大変とすぐに駆けつけると、母はぽつりと言った。 「来てくれたのが嬉しくて、声を出すと泣いてしまいそうだ…

日野原重明先生104歳フォーラム

ステッキを振り回しながら、舞台中央に立ち止まると、いきなりよく通るバリトンの声で 「ニューエルダリーの歌」を歌い始めた、「日野原重明先生 104歳フォーラム」がすごかった。 57歳の時、ハイジャックされたよど号に乗り合わせ、命が助かって大地を…

フジコ ヘミング ソロコンサート

今日は楽しみにしていた、フジコ ヘミングのピアノリサイタル、指定席が2回の最上階の席しか空いていなかったほど、大ホールが1か月前から満席でした。 最初の曲がプログラムでは、シューベルトのアンプロムプチュだったけれど、弾き始めたのはショパンで。…

一身二生という生き方

伊能忠敬といえば、初めて正確な日本地図を作った人ということぐらいしか知らなかったけれど「人生を2度生きた男」として有名だそうである。 前半生は商人として、後半生は好きな暦学や測量術を学び、測量家として諸国を 回っている。 この生き方を「一身二…

安田善次郎の言葉

骨董の師匠は安田善次郎を、回顧展があれば富山県まで飛んでいくほど、とても 尊敬している。安田善次郎とは、言わずと知れた明治の安田金融大財閥の創始者で、東京大学の安田講堂とか、日比谷公会堂とかを寄付しちゃったりしたひとです。 師匠との縁からお…

不測の事態から学んだこと

昨日、知り合いからの呼び出しで、いつもとは違うルートで帰途についた。 すると、なぜか県境の手前で車がまったく前に進まない。こんな渋滞は初めてである。 いったい何があったのだろうと、2時間くらいのろのろと進んでいた。 孝子峠をやっと超えてイオン…

初めてのフランス語メール

初めてフランス語でメールをした。 文面はこれ。 Merci pour votre e-mail. Je suis content. Je vous remercie pour le temp gue vous m 'avez accord. Profite bien de ce moment de caime pour refiechir a ton avemir. I’m iooking forward to seeing yo…

4か国語を話すパリジェンヌ

7月の終わりから日本に滞在している、24歳のパリジェンヌは、日本語がぺらぺらである。日本語だけではなく、英語はもちろん、イタリア語も堪能だそうである。 流暢に日本語を話し、電話でも少しも困らずに応対している。 すごい、と思わず感心して、外国…

からし違い

からしとお酒が好きなお地蔵様にお参りに行くことにした。 お酒は大吟醸を買ったのだけど、からし、からし、いくら考えてもおでんにつけるからししか思い浮かばない。 なんでからしなんかすきなのかなと思いながら、買ったのは、箱に入ったSB練りからし、価…

素人ミュージシャンのコンサートのチケット代金

自分が日舞の発表会の3000円のチケット100枚を自腹で払ってから、そのへんの素人の音楽会のチケットを買うのがためらわれる。 昨日も、高校の同級生がリサイタルをするという案内の封書をもらったのだが、入っていたのは、チラシだけ、ふーん、招待券…

岩出市のめっけもん市場に物申す

お墓参りのお花を買おうとして、ふと、「めっけもんのお花は安いよね。」と 言っていた知り合いの言葉を思い出し、はるばると車を飛ばして岩出まで行くことにした。日が昇って暑くなる前に墓掃除を済ませたいけれど、店は9時開店だろうから、とわぜわざ喫茶…