想い鳥日記(omoidori`s diary)

日々のつれづれを心のままに、想い人に捧ぐ

子供の貧困問題、負の連鎖を断ち切るには

 

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 中学校の教師をしていた時、なぜ、問題児がなくならないのか、友人と話をしたことがある。阿部首相の社会保障対策に、子供の貧困家庭問題が入っていたので、ふと、思い出した。

 当時、中学校3年生でも、掛け算が出来なかったり、簡単な漢字が読めない生徒が普通学級にも2,3人はいた。大体そんな生徒が授業についていけなくて、問題行動に走ることが多いのだけれど、例えば、彼女たちを何とかそれなりのレベルの高校へ入学させたとする。けれどもそのうちの7割ぐらい、ある年では、9人のうち7人はやっと入った高校を中退してしまうのである。

 そして、100パーセント、水商売に入る。

 そのうち通ってくる男とくっついて、同棲やら結婚やらののち、必ず子供ができる。

彼女たちの繁殖力はすごいと思う。けれど、生活が成り立たないのか、お互い若すぎたのか、やがて、男と別れて子供を連れて帰ってくるのであるが、実家の親が裕福をいうことは珍しく、こうして子供の貧困家庭が増えていく。そして、その子供がまた、同じように問題行動を起こす。

 この負の連鎖をどうやって断ち切ったらよいのか。という問題である。

 一方、分別のある若者は、安易に結婚をしないし、子供も作らない

 自分の生活のことや、子供の将来のこと、これからの地球環境のことまで考えてかどうかは知らないけれど、独身の若者、とくに独身女性が以前の職場でもいっぱいいた。

 子供の貧困家庭を救えというけれども、このままでは簡単に子供を作ってしまった家庭を、考えすぎて子供を持てない若者たちが税金で助けるという、奇妙な構図になってしまう。

 まず、子供の貧困を引き起こす原因を突き止め、子供の貧困家庭が生まれない対策を考えるべきではないのか。

 そのためには、9人のうち7人はやめてしまう高校教育あたりから対策をとらないとね。