勉強神経、ある?ない?
以前、塾の経営をしていた友人が言っていたことがある。
「 運動神経というものがあるやろ。100メートル何秒で走れるとか、
運動神経の良い者に、運動神経の悪いものは、いくら努力してもかなわんやろ。
それと同じや、勉強にも勉強神経というものがあって、勉強神経の良い者に、ないものはいくらやっても、かなわんのや。」
それ以後、勉強のできない生徒に、どうしてこんなこともできないのか、と悩むことを辞めた。
確かに運動神経はよくわかる。大体、足の早い生徒は運動神経がよいとされる。けれど、陸上部のキャプテンが、球技になるとさっぱり、ということもある。
やはり、運動神経にもいろいろあるのだろう。
とすれば、勉強神経にもいろいろあるのではないか。
教師であったときの成績の観点などには、思考力だの、理解力だの、創造性だの、表現力だの、知識力だの、と沢山あったけれど、それらすべてに優れているというのが、勉強神経がよい、ということだろうか。
中学校程度の勉強で試されているのは、ほとんどが記憶力だと思うけれど、記憶力がよい生徒と、悪い生徒というのは、絶対にいたね。
けれど、アインシュタインなんかは、記憶するのが苦手みたいだったしね。
運動神経があるように、勉強神経があるって、どういうこと?
もっと、つっこんで聞いておけばよかったな。